Google Chromeに発見された重大なゼロデイ脆弱性:直ちにアップデートを

 

Image:ケータイ Watch

Google Chromeが重大なゼロデイ脆弱性に対応するための緊急アップデートを実施

Googleは2024年5月9日(現地時間)、人気の高いウェブブラウザであるGoogle Chromeのデスクトップ版に対して、重要なセキュリティアップデートを行いました。このアップデートでは、Windows、macOS、Linuxの各プラットフォームにおいて、深刻なゼロデイ脆弱性への対応が行われています。

この脆弱性は、ChromeのVisualsコンポーネントに関連しており、攻撃者がこの隙を利用することで、ユーザーのPCから貴重なデータを盗み出したり、システムに深刻なダメージを与える可能性があることが判明しました。この脆弱性の危険性は非常に高く、Googleによると、すでにこの脆弱性が悪用された例が確認されています。

ユーザーの安全を守るため、Googleは迅速に対策を講じ、影響を受ける各プラットフォームのChromeバージョンを更新しました。対策済みのバージョンは、WindowsおよびmacOSが「124.0.6367.201/.202」、Linuxが「124.0.6367.201」以降となります。

Google Chromeを使用しているユーザーは、セキュリティを確保するために、可能な限り早急に最新バージョンへのアップデートを行うことが推奨されます。Chromeは通常、新しいアップデートが利用可能になると、数日から数週間以内に自動で更新を行いますが、より早く安全を確保したい場合は、Chromeの設定メニューから「このChromeについて」を選択し、手動でアップデートを実施することができます。

このようなセキュリティ脆弱性は、個人のデータや企業の重要情報を守る上で大きな脅威となります。Google Chromeをはじめとするソフトウェアを常に最新の状態に保つことは、このような脅威から自身を守る上で非常に重要です。ユーザーの皆様には、定期的なアップデートのチェックと、セキュリティ関連の情報に注意を払うようお願いいたします。